柏尾山道隆寺(はくびさんどうりゅうじ)は大隅国肝属郡高山の新富(鹿児島県肝属郡肝付町新富)にあった。場所は高山城(こうやまじょう)跡の近く。雑木林の中に石塔類が残っている。 寛元4年(1246年)に蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が開山したとされる。高山を領した肝付(きもつき)氏の菩提寺でもあった。 蘭渓道隆は大隅に上陸? 古石塔が並ぶ 島津氏久・島津元久の逆修供養塔 島津忠昌の逆修供養塔 御南の戸張 蘭渓道隆は大隅に上陸? 蘭渓道隆は南宋の臨済宗の僧で、寛元4年(1246年)に来日したとされる。のちに執権の北条時頼(ほうじょうときより)に鎌倉へ招かれ、建長5年(1253年)の巨福山建長寺(こふ…