鹿児島市喜入町に「宮地(みやじ)」というところがある。地名は神社に由来するものだろう。この地には宮坂神社(みやさかじんじゃ)が鎮座する。 喜入季久が創建、肝付氏も崇敬 参詣する 主馬首一平安代の銘刀 喜入季久が創建、肝付氏も崇敬 旧称は「正一位三百餘社大明神社」という。読みは、そのまま「さんびゃくよしゃ」でいいみたいだ。主祭神は天照大神(アマテラスオオミカミ)とされ、三百余社の天津神・国津神もあわせて祭るという。 弘治3年(1557年)に喜入摂津守季久が創建したと伝わる。そして、喜入の総鎮守とされた。 喜入季久(きいれすえひさ)は島津氏分家の摂州家(せっしゅうけ)の5代目にあたり、島津義久(し…