島津家久(しまづいえひさ)は天正3年(1575年)3月に安芸国の厳島神社(広島県廿日市市宮島町)を参詣。『中務大輔家久公御上京日記』では、その様子を興奮気味に伝えている。 前回の記事はこちら。 rekishikomugae.net 宮島をあとにして、一行は京を目指して東へ。日記では瀬戸内の様子が伝えられている。 天正3年3月26日、道を間違って三入高松城を見る 天正3年3月27日、椛坂から玉利(田万里)へ 天正3年3月28日、何もなし 天正3年3月29日、小早川殿の城を見る 天正3年4月1日、三原城を見る 天正3年4月2日、鞆の浦から海へ 天正3年4月3日、塩飽を見物 天正3年4月4日、下手な…