写真をやっていた時、担当教授に「被写体との距離がありどこか冷めている。あなたは人に対してもそうだけど」と言われたことがあり、バレてたのかと思ったことがある。 私は確かにそんなところがある。 それが現実にいる人だけではなく本の中の人に対してもそうなのだと、この間参加した読書会で気付かされた。 参加したのは千早茜『しろがねの葉』を課題本にした読書会。 齋藤明里×渡辺祐真「名作に親しむ読書会」5/15 1回 | 池袋コミュニティ・カレッジ この小説は親と生き別れになったウメが銀山で働く喜兵衛に拾われ、そこで生き死ぬまでの物語だ。銀山が舞台なのでそこで働く男たちが何人もでてくる。みなそれぞれ個性や背負…