今回は櫻井通晴氏著の「管理会計第七版」を要約します。管理会計分野のバイブルと名高い本で、管理会計の歴史・実務上の論点に言及しながら管理会計の理論を体系的に論じた大作となります。本書は900ページ程度の分厚い書籍であり、3回に分けて要約します。2回目の今回は第3部(原価管理のための管理会計)と第4部(経営意思決定のための管理会計)を要約します。 「管理会計 第七版」 ■ジャンル:会計学 ■読破難易度:中(非常に平易な言葉と豊富な図解で記述されており、ビジネスに従事している方には読みやすいです。工業簿記や製造業の知見があると読みやすいかもしれません。ページ数が900と膨大なため、読みきることそのも…