取り付け騒ぎ

今月これまでに発表された経済指標は番狂わせなし むしろ銀行倒産の材料に注目 【簡易要約】 一週間に三行もの銀行が破綻 市場参加者の注目を集めているのは三つの小さな銀行が破綻したこと シルバーゲート銀行、SVBフィナンシャル、シグニチャー銀行 これら三行は目新しいことにすぐに飛びつく軽率な経営がなされていたため、預金者があっという間に逃げていった 市場のセンチメント 預金者は不安になり、取り付け騒ぎが起きやすくなる FRBに代わって市場のセンチメントがインフレ退治をしてくれている 今後の戦略 FRBが利上げを打ち止めれば株式はこれを好感 今は株式に対して弱気になるべきではありません 米地銀三行が…

全米16位の規模であるシリコンバレー銀行が破綻しました。リーマンショック以降では第2位の規模の銀行倒産です。これはFRBの金融引き締めの副作用という側面もあり、大きなニュースと言えるでしょう。 このシリコンバレー銀行の破綻は、明らかに銀行の取り付け騒ぎによるものです。 今回は、銀行の破綻原因の主なものである、この取り付け騒ぎに焦点を当ててみたいと思います。 取り付け騒ぎとは 銀行が信用を受けるということ 取り付け騒ぎとは 取り付け騒ぎとは、特定の銀行に対する不信・不安が煽られた結果、預金者が払い戻しを求めて銀行へ殺到し、大混乱を招くことを意味します。不安の種は根拠の希薄な風評であることが多いと…

［今週の推移（前週からの比較］ TOPIX ＋0.6 マザーズ ＋0.5 資産推移 -1.4％ 今週は前半は調子がよく一時＋6％まで資産推移が推移しましたが、SVB（シリコンバレー銀行）の損失が発覚し株安の影響をもろに受けました。 また、日銀会合は現状維持で通過。特にサプライズはありませんでした。 銀行や保険が売られてました。（YCCの修正がなかったためと思います。） www.bloomberg.co.jp 明日、月曜日の日本市場は荒れそうな気がしますが、空売り比率が52％まで上昇しているので寄り底でそこから上昇するかもしれません。 上記でそれであれば絶好の買場なのですが、他の地銀に波及すれば…

物価目標実現に至らず「残念」、植田新体制の手腕に期待＝黒田日銀総裁 | ロイター 【簡易要約】 黒田東彦総裁、金融政策決定会合後の記者会見 市場では長期金利の変動幅再拡大など政策修正を懸念 政策委員会は金融政策の現状維持を全員一致で決めた 2％の物価安定目標の実現に至らなかったことは「残念」と語った 米雇用者数が予想上回る増加、失業率は上昇－賃金の伸び鈍化 - Bloomberg 【簡易要約】 米国では2月の雇用者数が予想以上に増加 賃金の伸びは前月比ベースで鈍化 米金融当局の利上げペースを判断する上で、強弱入り交じる内容 労働参加率は62.5％に上昇、2020年３月以来の高水準 米銀ＳＶＢ株…