ムー大陸です 前回、アイドルの歴史は、「歌が下手な歌手をどこまで許容するか」が拡大してきた歴史であるという観点で60年代から70年代を振り返りました。 オーディション番組がスタートして、アイドルの多様性は一気に広がりましたが、その歌唱力は全体的に下降傾向にありました。また、個別には浅田美代子氏が「ここまで許容した」最大の爪痕となったと書きました。歌唱力では大場久美子氏、能瀬慶子氏あたりが底辺でした。 しかし、80年代は更に激動の時代となります。 山口百恵氏が引退し、入れ替わる様に松田聖子氏がデビューします。彼女はデビュー時から歌が上手く新女王の座につきました。同年デビューの岩崎良美氏、河合奈保…