《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 1964年に開発されたDML30系エンジンは、気動車に搭載することを前提にした横置き型で、V型12気筒、排気量30リットルというものでした。出力は400PSから最大で600PSを出すことができる強力なエンジンで、高速運転と高出力が求められる特急形や急行形の気動車に使うことを前提としていました。 こうした前提でつくられたエンジンであるため、非力なDMH17系エンジンを2機搭載して、無理繰り特急形として増備されたキハ80系に代わって製作されたキハ181系や、経済性を重視したため編成中に1機関搭載車であるキハ28形を連結せ…