平安時代以前に薩摩・大隅で大きな勢力を誇っていた氏族をまとめる。その3回目! 大隅正八幡宮の行賢 執印氏(しゅういん) 蒲生氏(かもう) 矢上氏(やがみ)・長谷場氏(はせば) 英祢氏(あくね) 菱刈氏(ひしかり) 大隅正八幡宮の行賢 行賢は11世紀末~12世紀前半頃に大隅正八幡宮(鹿児島神宮)の執印(しゅういん、神宮の管理者)だった人物。大隅正八幡宮領は寄進を集めて巨大荘園になっていくが、この行賢がいた時代に急拡大したと見られている。 行賢は寛治元年(1087年)に大隅国に下向したされる。父は大隅国司だったとも。惟宗(これむね)氏の一族とも伝わる。惟宗氏は秦(はた)氏の一派。 大隅正八幡宮(鹿…