関西出身の関西人なので、富士山が見えるとテンションが上がる。おぼろに想像している大きさより、目の前に現れる富士山は大きいことが多い。その高さに見えるのか、という感じだ。関西の何かに例えるならば、それは奈良の大仏様を生で見たときの感覚に近い。大きいのは分かっているので心積もりして見上げるのだけど、思わず「デカ!」と声に出してしまう。これは何度見てもそうなる。そのくらい大きい。奈良時代によくぞまぁこのように大きい物をこしらえたものだ。 奈良といえばユク。 昔は東京の方からもよく富士山が見えたそうだ。高い建物が少なく、見晴らしが良かったのだろう。「富士見」という言葉の入った地名は東京にも神奈川にもあ…