人間は視覚からの情報が一番ですが、次に重要な情報源が聴覚です。 そして耳から入る情報の中で最も大事なのが、自分自身の発する言葉です。 多くの人が何か考えるとき言葉を使います。頭の中で言語化することで、 自分の考えをまとめ、行動に移すことができます。つまり、言葉によって 脳が動き出すのです。 実は言葉を話すことと、体を動かすことは脳の中で密接な関係があります。 少し専門的に言うと、脳の中で「言葉を話す」役割を担っているのが、「ブローカ野」 という部分です。ブローカ野は運動性言語野と呼ばれ、言葉の中でも主に しゃべることを担当していると考えられてきました。しかし、最近の研究で しゃべる以外にも体を…