訓読 >>> 4245そらみつ 大和(やまと)の国 あをによし 奈良の都ゆ おしてる 難波(なには)に下(くだ)り 住吉(すみのえ)の 御津(みつ)に船乗(ふなの)り 直(ただ)渡り 日の入る国に 任(ま)けらゆる 我(わ)が背(せ)の君を 懸(か)けまくの ゆゆし畏(かしこ)き 住吉の 我(わ)が大御神(おほみかみ) 船(ふな)の舳(へ)に うしはきいまし 船艫(ふなども)に 立たしいまして さし寄らむ 磯の崎々 漕(こ)ぎ泊(は)てむ 泊(とま)り泊(とま)りに 荒き風 波にあはせず 平(たひら)けく 率(ゐ)て帰りませ もとの国家(みかど)に 4246沖つ波(なみ)辺波(へなみ)な越(こ…