コメの価格は下がるか。価格帯の三層構造ができるが…… 政府は、希望小売価格・税抜き2000円で、古い備蓄米の・大型小売業者との売渡契約(随意契約)を開始した。 これによって、コメの価格帯の三層構造、銘柄米・これまでの放出米・今回の放出米という三層構造ができる。問題は、第三の価格帯のコメの出現によって第一の価格帯たる銘柄米の価格の暴落ないし値崩れが起きるのか、ということである。 この状況は、かつて中国から激安の衣料品が入ってきたときの衣料品の価格帯の二重構造と類推することができる。このときは、日本製品の値崩れは起きず、価格帯の二重構造が維持されたまま日本製品は負けた。これは、中国製品がどんどん生…