私の半分はどこから来たのか AID (非配偶者間人工授精)で生まれた子の苦悩大野和基朝日新聞社出版2022年11月30日 第1刷発行 2023年1月7日、日経新聞朝刊、書評欄に出ていた一冊。 不妊治療の一つとして AID(非配偶者間人工授精) が選択肢になっている一方で、日本ではその法制度が進んでいないという問題について取り上げている本。 生殖補助医療といっても、色々あるのだが、本書はその中でも男性側の無精子症等が原因で妊娠が望めない場合に、第三者からの精子提供で出産するというAIDにまつわるレポート。特に、生殖医療に興味があるわけではないのだけれど、「私の半分はどこから来たのか」というタイト…