大陸に渡った浪人。狭義には明治〜昭和初期の日本から中国大陸*1に渡った人々。
もちろん「浪人」だから、きちんとした定職があって、その業務で渡った人は(通常は)含まない*2。出自としては明治政府の政策に反発する士族(不平士族)であるとか、民族主義者*3であるとか。
動機は様々だが、簡単に言うと次のようなものが上げられる
- 山師的動機:富や名声や力を欲した*4
- 壮士的動機:欧米列強に対抗するためには亜細亜の連帯が必要だと信じていた*5
- 探検的動機:狭い日本を離れ、未知なる広大な大地への憧れや好奇心を満たす
大物としては宮崎滔天、内田良平あたりか*6。
結果的に、あるいは意図的に、いわゆる「大陸進出の尖兵」となった例もあり、毀誉褒貶は定まらない*7。