プログラミング講師として多くの方々と接する中で、いつも心に留めていることがあります。 それは「先生」と呼ばれ始めた瞬間から自分自身を見失わないということです。 教壇に立つようになると、不思議なことに周りからの扱いが変わり始めます。 質問をされれば答える立場、知識を伝える側として尊重されるようになります。 そんな環境の中で気づかぬうちに忍び寄るのが、「私は何かを知っている人間だ」という過信です。 実は講師として活動する前、私は17年間ITエンジニアとして働いていました。 技術の世界は日進月歩で、常に新しい知識を吸収し続けなければならない世界です。 そんな中で自分の無知と向き合う場面が何度もありま…