前回までの記事の続きです。 「政治と政治学のあいだ」(大井赤亥著、青土社)にはまだ書かれていないことがあります。「なぜ著者が2021年の衆院選で野党候補一本化に成功したのか」の問題です。 その一つ前の2017年の衆院選でも、その一つ後の2024年の衆院選でも、広島二区からは日本維新の党と共産党が出馬しています。どちらも、日本維新の党と共産党の票数をもらえたなら、民主党系は自民党の平口を破ってトップ当選できていますが、その野党共闘ができなかったがために、2017年でも2024年でも民主党系が自民党に敗れています。 特に松本なんて2012年、2014年、2017年と3回とも野党共闘さえできていたら…