友人に【女たちの避難所】という本を紹介してもらいました。 作者は垣谷美雨さん。 作者の本は何度か読んでいて共感する部分が多いので好きです。 【女たちの避難所】は知りませんでしたが、あらすじを読んで(読んでみたいな)と思ったので、早速読んでみました。 あらすじ 作者 登場人物:怒れる3人の女たち 椿原福子(つばきはら・ふくこ)55歳 漆山遠乃(うるしやま・とおの)28歳 山野渚(やまの・なぎさ)40歳 ネタバレ感想 あらすじ 九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、避難所へ向かった。だがそこは、“絆”を盾に段ボールの仕…
三陸の海 年末の少し前に、図書館から借りたのが垣谷美雨著『女たちの避難所』です。 東日本大震災での避難所生活をテーマにした、人間ドラマ。 能登半島大地震でたくさんの方々が避難を余儀なくされている今、とても考えさせられた1冊なので、レビューします。 スポンサーリンク // 女たちの避難所 長引く避難生活 まとめ 女たちの避難所 岩手県宮古市・田老町の震災遺構 作家の垣谷美雨著の本と言えば「老後の資金がありません」が有名ですね。 映画化された原作ですから。 1959年生まれの垣谷さんが、2014年に発表したのが、『避難所』。 三陸の架空の町・避難所が舞台です。 車を運転中に津波に吞まれて、九死に一…
こんにちは、ビアンカです。 緊急事態宣言が出て、延長があって、ステイホームで外出は自粛、ずーっとバレーボールが出来ない日々……。すっかり運動不足です。出来ることと言ったらウォーキングくらい。でも、ただちんたら歩いてても運動にはならないんですよね。なんか、心拍数をあげて一定の速度で歩くといいとか。 そこで心拍数を計るためだけを目的に、格安スマートウォッチを買ってみました。中国製。安いね、こりゃオモチャだねって気分。 スマートウォッチ 最新版 活動量計 歩数計 腕時計 ストップウォッチ 長い待機時間 ins/Line/Twitter/Eメール/着信通知 画面の明るさ調節 消費カロリー 音楽再生 目…
イラスト・図解で分かる 災害を生き延びる! 都市型サバイバル イースト・プレス Amazon これは都市で生き延びるための都市型サバイバルの本。 結構参考になった。まだ備蓄できていないものが多いので100均で揃えようと思う。 都会で生活している人にはおすすめ。 女性は化粧をしないとストレスってのが意外だった。垣谷美雨先生の小説、女たちの避難所でも、長引く避難所・仮設住宅生活で化粧をして気分が上がるシーンがあったけど、まさにそれなんだね。
女たちの避難所(新潮文庫) 作者:垣谷美雨 新潮社 Amazon 図書館で借りてきた。女たちの避難所。 これは架空の大震災の話として描かれているが、モデルは3.11の大震災だそうだ。(あとがきに書いてある) 間仕切りのない避難所生活がいかに大変か分かったし、暴行された時のアフターピルまで配られていたとは…。そんな事も予想されて薬まで配られるんだね。 美人の遠乃も夜トイレ行ったときに車に連れ込まれて乱暴されそうになるし…。読んでてリアルすぎて怖かった。 *** 一番印象に残ったのが、最後のほうで福子が息子夫婦のいる東京へ上京する時の話。赤ちゃんのいる遠乃を上京させるのを反対するシーン。福子として…
再び垣谷美雨さんの小説について。 今、「避難所」を読んでいる。能登の地震に触発されたわけではないが。この小説は、東日本大震災のとき、生き延びた3人の女性の避難所生活について。単行本のタイトルは「避難所」だが、文庫本のタイトルは「女たちの避難所」となっている。内容としては、まさに女性が避難所でいかに苦労するかという話であり、男性が気付かない視点がたくさんある。 特に、避難所で60代の男性がリーダー(自治会長のようなもの)になってから、避難所は女性にとってますます不便、不愉快になった。 ・段ボールがあるのに避難者の間に仕切りを設けない・トイレや物干し場が男女共用・女性用の更衣室や授乳室がない とい…
垣谷美雨作。 津波、避難所での生活などの描写は真に迫る。丹念に取材をして、資料も徹底的に読み込んだのであろうことがよくわかる。 そして、「絆」を盾にダンボールの仕切りも使わせない避難所。世帯主に支給されてしまう義援金。抵抗できない男尊女卑。日本の縮図がそこに見て取れる。 希望は、そんな閉塞感から抜け出し、東京での新しい生活に踏み出した女たち。彼女たちに幸あれと心から祈る。 女たちの避難所 (新潮文庫) 作者:美雨, 垣谷 新潮社 Amazon