シングルマザー。 不倫から始まった新しい生活。 私は娘を身籠った。 生まれたときの娘の表情が愛おしくて 私はこの子のために。と 第二の人生を歩んでいる。 「ほら。食事中にスマホ触らないの。」 「うるさい!」 高校生になった娘は反抗期なのか 私との会話もない。 「いってらっしゃい!」 バン。と玄関の音だけが聞こえる。 「ただいま。」 私は買い物袋いっぱいの荷物とともに 少し遅く帰宅した。 「ごめんね!遅くなって!すぐご飯作るから。」 私は直ぐにキッチンに立つ。 「ご飯出来たわよ!」 いつもは黙って部屋を出てくる娘が 出てこない。 コンコン。「ご飯よ!」 私は扉に耳を近づけた。 ズーッ。ズーッ。 …