解体工事中の富山県砺波市内の家屋で、ヒナがかえったばかりのツバメの巣が見つかった。 業者は工事を延期、その成長ぶりを温かく見守っている。(佐藤伶) 親鳥にエサをもらうヒナ(1日、富山県砺波市内で)© 読売新聞 巣を見つけたのは、解体工事などを請け負う県内業者。先月下旬、工事現場である木造2階建て家屋の玄関そばの軒下に、子育て中のツバメの巣があるのを、作業中だった数人の作業員が確認した。 ヒナは4羽ないし5羽いる模様だ。 業者は巣を近くの建物に移せないか、県鳥獣保護センターに相談したが、人間が巣を移すと親鳥が子育てを放棄する可能性があるとの助言を受けた。 加えて、許可を受けずに卵や 孵化(ふか)…