「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」 19世紀にドイツの宰相ビスマルクが残したとされる言葉です。 僕はこの言葉に出会ったとき、「いい言葉!」と思うと同時に、ちょっとした違和感を感じました。では、もう少し噛み砕いてみると、 「賢者は過去の出来事や他人の経験を学び、それを生かして未来に活かすが、愚者は自分の失敗からしか学ばず、同じ過ちを繰り返してしまう。」 となります。 要するに、「賢者は下調べして行動し、愚者は向こう見ずにとにかく行動する」ということです。 先に何も調べず「よっしゃ!」と気合だけで乗り切ろうとすると、意気込みは良いものの、とにかく時間がかかる。時間は有限で不可逆なものだから、無…