学而第一(5)を鑑賞します。 本ブログを初めて読まれる方は、第1回、第2回を先に読んで頂ければと思います。 本章は、国を治める秘訣(統治の心得)が語られています。 民主主義、つまり、主権在民の社会においては、統治者を選ぶのは有権者です。 したがって、その秘訣(心得)は、今の私たちにとっては、「統治者を選ぶ際の有権者の心得」としてみることができます。 今回は、本章の鑑賞を通して、「統治者の心得/有権者の心得」について考え、「論語の果実」を見いだし、味わい、楽しみます。一緒に楽しんで頂けたら幸です。 学而第一(5) 書き下し文:『論語 (漢文叢書)』WIKISOURCE 子曰く、千乘の國を道(をさ…