5年ほど前まで毎年、夏に開催されていた「かわさき平和 美術展」。絵画サークルの先生が主催者というご縁で、居並ぶ プロ、セミプロの画家さんに混じって、厚かましくも素人作品を 出品させて頂いていました。 夏が近づくと、今年は何を描こうかと題材を決めるのが悩みの 種でした。正直に言えば、この美術展があるから、とりあえず キャンバスに向かうという怠け者。まさに夏休みの宿題に追われる 小学生のようなもので、美術展が終わるまでは、落ち着かない夏を 過ごしていたように思います。 長い間の習慣というものは、体のどこかに染み付いているようで、 梅雨が明ける頃になると「そうだ、絵を描かないと‥」という 衝動が湧き…