検証ふるさとの水
基本的にあふれるがごときイマジネーションの持主であり、活性汚泥法の一変法である「酸化溝?」とか「簡易水質調査?」などの概念を創出する。東大退官後は沖縄大学教授をする。一部に「現代の田中正造」との呼称があるが、まだまだその境地にはいたらず他界した。 なお、東大在籍中に「自主講座」という運動を主宰した。
日本学術会議について、政治介入もできる組織改編の法案が衆院を通過したことに『金口木舌(250522)』は思う▼「さらば東大」、週刊誌「朝日ジャーナル」に載ったのは1985年末。執筆したのは東京大学で自主講座「公害原論」を催した故宇井純さんだ。東大に見切りをつけ、沖縄大学へ教授として赴く前だ▼連載第1回の主題は「御用学者とのたたかい」▼神経系に重大な障がいが発生する水俣病。権威をかさに「ケチをつけ原因不明に持ちこむ」学者もいたという▼権威を歯牙にも掛けなかった宇井さんだが、苦労は強いられた。水俣病の究明で「仕事の過半は御用学者、御用学問とのたたかいであった」と記す。そんな学者に横車を押すような「…
2024年3月、日本の大阪万国博覧会の会場でガスが噴出し、溶接の火花に引火した。この会場は大阪湾に浮かぶ、廃棄物を埋め立てた人工島の上にあり、メタンガスが出てくるであろうことを、この事故の直前、野党議員が指摘していた。それが実際に起こった。私はNHKのニュースをよく見るが、この事故については全く目にしなかった。私の家族がスマートフォンでこのニュースを知り、教えてくれるまでは。もしNHKがこの事故を取り上げていたなら、目にしたはずだし、家族のニュースソースもNHKではなかった。そうすると、「NHKは意図的にこの事故を取り上げなかった」ことになる。NHKは日本の国営放送局だが、より正確には「日本政…