検証ふるさとの水
基本的にあふれるがごときイマジネーションの持主であり、活性汚泥法の一変法である「酸化溝?」とか「簡易水質調査?」などの概念を創出する。東大退官後は沖縄大学教授をする。一部に「現代の田中正造」との呼称があるが、まだまだその境地にはいたらず他界した。 なお、東大在籍中に「自主講座」という運動を主宰した。
1973年3月 2004年10月 水俣病関西訴訟最高裁判決(2004年)から15年たった今月、15周年の集い「改めて患者さんのお話を聴く~水俣と今」が大阪市内で開かれた。水俣病被害者を支援する「チッソ水俣病『知ろっと』の会」(大阪市)が主催した。司法と行政認定の二重基準や十分な補償の不履行など、今なお翻弄(ほんろう)される被害者の声に、約80人が耳を傾けた。 毎日新聞 2019年10月29日 水俣病とは アセトアルデヒド生産工程で生成されたメチル水銀化合物が不知火海に排出され、これが魚介類に高濃度に蓄積され、汚染された魚介類を人が長期間にわたり摂食したことで発生した公害病。 出典:熊本学園大学…
たんぽぽ舎です。【TMM:No4640】 2022年11月29日(火)地震と原発事故情報− 4つの情報をお知らせします 転送歓迎 ━━━━━━━ ★1.「MOX燃料搬入を許すな!」 MOXを燃料とする原発プルサーマル運転は ウラン燃料運転に比べて格段に危険 11.22緊急抗議行動に早朝より20数人が結集 12.4「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」への総結集よろしく 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会) ★2.海で生きる人びとにとって海はいのちそのもの− 「原発阻止」はいのちを守るたたかい! あの大震災を生き残った奇跡の写真群 『原発のまち 50年のかお−女川から未来を考える』阿部美…
長年、下水道研究に携わり、行政や学界から攻撃され研究費を削られてきた研究者が日本の水行政システムのおかしさを暴く。これまで著者は下水処理場を分散し、河川に戻して繰り返し使うことを主張してきた(しかし行政と学会は都市の大規模処理場にこだわり、下水道の設置を遅らせてきた)。90年代に環境破壊物質の危険が発見されたので(農薬、トリハロメタン、ダイオキシンなど)、それらが混入する水道システム全体のリスク管理を提案する。 本書は1994年の出版。この後著者は、本書で提案した「リスク管理」を具体化する研究を開始し、数十種類の化合物のリスク表を作成した。このあたりは著者のブログで進捗を報告していたと思う。学…
2022/09/27 堀田善衛「審判 下」(集英社文庫)第三部 1963年の続き 「阿保天使、バカ天使」のポールの存在は出家の人々の紐帯を切りほどいてしまったかのよう。自分の目の前でポールが唐見子に乗り換え、拒絶されたのを見た雪見子は神経症(ママ)を病む(小説の終えた後に入院する)。唐見子は日本の民芸品を輸出する貿易会社を作ることを考えている。そこに恭助が入ることにより、二人の関係は解消するであろう。河北画伯と昔話をした郁子刀自は疲れで風邪をひく。信也は御前進講のことで頭がいっぱい。同級生の負傷と出産をみる吉備彦はとりあえずデモに参加しようと決意する。こういう具合に出家の人々はバラバラになって…
私の師(師の中の師):「師」とは「先生」のこと。(随想録―24) 環境問題を専攻した私には、師と呼べる人たちが多くいた。真っ先には、宇井純さん(助手)、卒論指導教官だった中西準子(助手)さんが思い出されるし、都市工学の秘奥を教えて下さり、また、私の卒論審査の際、不当にも、あやうく不可にされそうになった際、弁護してくださった森村道美助教授には、巨大な恩義を受けた。 でも、よく考えてみると、私の自主講座の同僚だった男にも、極めて大きな恩義を受けたことを思いだした。彼(K)は、アイディアマンで、実務は苦手だったが、当時の私はアイディアの浮かべ方も知らず、実務を分担することで彼と二人三脚をしていた。 …
明日はお休みします。 ソニアの日記 コタバル 伝えられなかった戦争(2011) セピア色の証言ー張作霖爆殺(86) 開戦ー前編ー 開戦ー後編ー なぜ医学界は、核被害を訴えないのか?(4月9日までダウンロード可能) https://9.gigafile.nu/0409-g57a017cedc658c28f4415d2783c30a71 佐渡金山の世界遺産推薦問題に「歴史戦」とやらの余地はない 佐渡は、軍艦島の二の舞になる ~政治が歪めた世界遺産推薦~【The Burning Issues vol.20】 35円の代償ー韓国人元徴用工・金順吉さんの闘い(97) ホロコースト国際デー 27日にアウシ…
石原慎太郎(1932-2022)が亡くなった。石原は思想的に合わなかったし、それもあって見た目とか態度とかも好きになれなかった。短編を一つ読んだくらい。 ただ、高校時代に出会ったこの本では、小田実(1932-2007)との対談に強烈な印象を受けた。他に宇井純(公害問題の専門家)と野坂昭如(小説家)との対談もあって、どちらも面白かったが、思想や立場を同じくする者同士の息の合った言葉のやりとりだ。 一方、石原慎太郎との対談では、真っ向から相手の意見を批判しあって、お互い一歩も引かない。子ども心にドキドキして読んだためか、今でもやり取りの詳細までが記憶に残っている。僕が自覚的に読んだ初めての「思想書…
Kawakiyo Project 田中正造とその郷土、Wikipedia、宇井純・公害原論、等を参考にしながら「森永ヒ素ミルク中毒事件」などを詳細に渡って観る。被害者の心情、加害者の心情を脇に置いて、当時の社会経済状況と政権担当側の政策のみに絞って考えていくと、巨視的な見方が出来て、92年地球サミットで出された「環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言」に行き当たります。 開発というと土木工事が頭に浮かぶのだが、そうではなく、ものつくりの方法、生産様式ということを思い浮かべてほしいです。その中には食品、薬品なども入ってくるので。 森永ヒ素ミルク中毒事件を観るとき、全てが・全ての人が、大量生産・大…
1960~1980年代のつづきです。 世界中の公害、薬害を観たわけではない。特にイギリスにおける産業革命以後の公害・薬害、日本における明治維新以後の公害・薬害に関心があった。宇井 純 氏の「公害原論」は、「それらがある種の社会経済構造に起因している」、事を明確に示していた。 1989年にベルリンの壁が崩壊し、続いてソヴィエト連邦の解体があった。東西冷戦構造とアメリカ、ソ連の対立は永遠に続くものと思っていた頭が混乱したのを覚えている。共産主義か資本主義かという思想の対立が何処かに飛んで行ってしまったようにも感じた。 それ以前から、地球環境問題がひとつの論調として叫ばれていた。このままの乱開発が進…
「筋肉…やはり筋肉だけが全てを解決する」?