小学校5年生になってしばらくして、友達の紹介で、家の近くの「少年将棋教室」に通うようになりました。 自分の祖父と同年代で、70歳を超えたくらいの、Uさんというおじいさんが先生で、自宅で子供たちに将棋を教える、小さな教室でした。 来ていたのは、自分と同じくらいの年の小学生。ほとんどが同じ学校に通う顔見知り。 それまで将棋は、父親や祖父と、遊び半分でたまに指すくらいでしたが、この教室に入ってからは、がぜん真剣に取り組み始めました。入門書なども買ってみたりして。 私が最初に買った入門書の巻頭の写真当時は、大山・升田・中原の時代でした その年の夏休みには、藤井聡太七冠の師匠である杉本昌隆八段の、そのま…