この映画を観たあと、小学校に感じていた嫌な記憶がよみがえり、モヤモヤした気持ちになりました。子どもの成長という肯定的なイメージによって、小学校の課題が覆い隠されているようにも感じました。ただ、こうした思いは映画そのものへの批判ではなく、あくまで学校教育に対する批判です。 まずは、監督の意図や観客の評価を整理してみようと思います。そのうえで、学校教育について自分の思いを綴っていきたいです。 インタビュー動画から映画のねらいを探る- YouTube(山崎エマ×シャウラ) 『小学校~それは小さな社会~』をめぐる一考察──教育へのまなざしとその限界 本作は、日本の小学校教育に焦点を当てたドキュメンタリ…