和歌解釈や過去日記の転載作業に少し疲れた(飽きたとも言う…)ので、読書で小休止することにした。 山口博「王朝貴族物語」講談社現代新書 奥付に「一九九四年六月二十日 第一刷」とあるので、出版されてすぐに、亭主が買ったのだろう。 私は読んだ記憶がない。 1994年というと、今からちょうど30年前で、長女さんが生まれる2年前になる。古典文学は好きだったけど、今ほど楽しむこともなく、そもそも歴史音痴だったから、家にあっても手に取らなかっただろうと思う。 万葉集に親しむようになったのは、いまから19年前、末っ子が生まれた年だった。きっかけは忘れたけれど、和歌の独自解釈をして、【意訳】と言う名の怪しいコン…