入門 開発経済学グローバルな貧困削減と途上国が起こすイノベーション山形辰史中公新書2023年3月25日 発行 2023年4月22日付、日経新聞の書評にでていた。記事の中に、”日本でもブームのようになっている国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」が国際開発の観点からは物足りないとの分析が目を引く。”との文言があり、それこそ、私の目をひいた。 SDGsを掲げていても、方便としてのSDGsという事例を嫌というほど見てきた。著者は、真の貧困削減を考えているようだ。 著者の山形さんは、1963年、岩手生まれ。1986年 慶應義塾大学経済学部卒業。 2000年 米国 ロチェスター大学より 博士号(経済学…
2023年の読書メーター読んだ本の数:130読んだページ数:33957ナイス数:749人が人を罰するということ ――自由と責任の哲学入門 (ちくま新書 1768)の感想議論の展開がダイナミックで目からウロコ。素晴らしい。読了日:12月26日 著者:山口 尚別れの色彩 (新潮クレスト・ブックス)の感想独特の重みがあって読み応えがある。読了日:12月26日 著者:ベルンハルト・シュリンク職場のメンタルヘルス・マネジメント ――産業医が教える考え方と実践 (ちくま新書 1714)の感想知ってることばかりだった。読了日:12月20日 著者:川村 孝日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか (光文社新書 12…
入門 開発経済学-グローバルな貧困削減と途上国が起こすイノベーション (中公新書 2743)作者:山形 辰史中央公論新社Amazon 客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書 427)作者:村上 靖彦筑摩書房Amazon ルポ 大学崩壊 (ちくま新書 1708)作者:田中 圭太郎筑摩書房Amazon 全検証 コロナ政策 (角川新書)作者:明石 順平KADOKAWAAmazon ガーナを知るための47章 (エリア・スタディーズ 92)作者:高根 務編著,山田 肖子編著明石書店Amazon
本日は1限なかもず・4限岡本のはしご。早起きに備えて寝酒をややセーブしたのだが、朝窓を開ける時間をケチったのが失敗で、肌寒さで熟睡できずヘロヘロで何とか終える。ただ秋の講義を意識して購入していた読みさしの表題書は読了。学史と第二次大戦後の国際経済の展開。絶対的な貧困は削減したものの女性・性的少数者・子ども・障害者・難民など不利な立場の人々の21世紀の貧困。一部アフリカ諸国の経済成長、携帯電話の普及とケニアで開発された送金サービスにより出稼ぎによる貧困率の減少、バングラデシュ・文革期中国での医療イノベーション、技術革新による蛙跳び、感染症と医薬品企業の知的財産権の関係、新型コロナで中国が途上国へ…
入門 開発経済学 グローバルな貧困削減と途上国が起こすイノベーション (中公新書) 作者:山形辰史 中央公論新社 Amazon 開発経済学の入門書。世界中のだれもが貧困や戦争、伝統的文化などで「理不尽な悲惨さ」に直面しうる。特に経済的に発展していない国ほど「理不尽な悲惨さ」が多い。これを少しでも改善するために、物質的改善や社会制度の変更を試みることが開発である。「理不尽な悲惨さ」に直面する当事者に手を差し伸べることが広い意味での開発である。開発は外部からの介入なので慎重さが求められる。当事者が求めているものを慎重に見極めなければいけない。雇用、職業訓練、緊急支援、技術革新、技術移転、品種改良、…