まがりなりにも社会人だった時分に較べれば、わずかな枚数しか年賀状を準備しない。郵便局にて購入する枚数を、昨年よりまた十枚減らしてみた。思わぬかたから頂戴して、返信が必要な事態にでもなったら、そのときに必要枚別だけ追加購入して間に合せようとの算段だ。 プリンターによる宛名印刷は、したことがない。手持ちの設備にその機能が備わってはいるが、採用したことはない。裏面の印刷は以前に三年ほど、外部発注したことがあるが、効果イマイチなのに飽きて、やめた。 枚数も年ねん減る傾向だし、手書きでよかろうとは思うものの、画にも書にも心得のない身には、気の利いた賀状など描きかねる。やむなく小学生の賀状さながらに、ゴム…