ある夜、ひとりの男(鈴木浩介)の日常に忍び寄る、見知らぬ「9人家族」の足音。祖母(浅野和之)、父母(山崎一・キムラ緑子)、3人兄弟(林遣都・岩男海史・大窪人衛)、3人姉妹(富山えり子・有村架純・伊原六花)から成る9人家族は、それぞれに親しげな笑みを浮かべ、口々に隣人愛を唱えながら、あっという間に男の部屋を占拠してしまう。ー公式サイトよりー 9人もの他人に家を占拠され、多数決によってきまった仕事(家事)をするために仕事も辞め、皆の生活に必要だからとお金まで管理されてしまう男。この上ない理不尽な状況が、舞台中央に寝かされたドア(=外の世界、世間との境界)だけがある男の家の空間で恐ろしくも展開されて…