国籍を変更すること。
変更後の国籍の国名を目的語にとって使う。例えば「カナダに帰化する」と言えば国籍を(日本など他の国から)カナダへ変更することをさす。 その他、「外来の生物」のことを、例えば「帰化植物」などと言ったりもする。
(ア)[論衡(程材)「帰化慕義」]君王の徳化に帰服すること。 (イ)[後漢書(循吏伝、童恢)]他の地方の人がその土地に移って来て定着すること。 広辞苑第五版
帰化申請と永住ビザ申請で、不動産や貯金があれば収入は低くてもOK? 帰化申請における収入・資産の評価 ●帰化申請では、日本国籍を取得するにふさわしい人物かどうかが総合的に判断されます。その中でも重要な審査項目の一つが「生計の安定性」です。 ●資産の評価・不動産を所有していることは、一定の安定性の証明にはなります。ただし、それが自己の居住用か、投資用か、ローンの残債があるかによって評価が分かれます。・一定額の預貯金は補足的にプラス評価されますが、貯金があるだけでは許可されないと考えるべきです。特に現役世代(30代~50代)では、貯金だけで「生活が安定している」とは判断されません。・株式・投資信託…
帰化申請と永住ビザ申請、どちらも「300万円」が基準 Q 年収が300万円に満たない年があっても申請できますか?A 申請は可能ですが、不利になる可能性があります。特に扶養家族が多い場合、生活の安定性が疑われることがあります。ただし、他の親族が高収入で家計を支えている場合や、「資産」がある場合は補足資料の提出で対応できることがあります。専門家に相談することで対策が可能です。 Q アルバイトやパートでも申請できますか?A 雇用形態に関係なく「安定した収入」と「納税」があれば申請自体は可能です。ただし、アルバイトやパートは収入の変動が大きい場合は、審査で不利になることがあります。帰化申請でも永住ビザ…
帰化申請では過去の申請資料と「同じ」であることが重要です ●帰化申請の審査はとても厳しいものです●審査では過去との整合性が厳しく問われます●法務局は「一貫性と信頼性」を重視●「ウソをついている」と判断されるリスク●帰化申請は「真正な意思」と「日本社会への適応力」が問われる●過去の申請内容と異なる場合の対応方法 →変更理由の説明を文書で準備する →第三者による証明書類を提出する →法務局での事前相談で説明する●申請前に必ずチェックすべきポイント →履歴書・職歴・学歴の整合性 →家族構成・身分事項の確認 →住所歴・居住記録の一致 →在留資格・活動履歴の整合性 →収入・納税記録の一致●不一致を防ぐた…
帰化申請の審査が長い理由と、短くする方法 そもそも、なぜ帰化審査には時間がかかる? 1. 審査の段階が多く、関係機関も多い2. 紙の資料での膨大な書類確認3. 審査官の人員不足4. 国によって国籍離脱に時間がかかる5. 申請者の事情による遅延も多い 帰化申請の審査を短縮する方法 1. 書類収集を早期に完了させる2. 法務局とのやりとりをスムーズにする3. 専門家(行政書士)に依頼する4. 書類が整ったらすぐ「予約」 よくある質問(FAQ) Q 帰化申請にどれくらい時間がかかりますか?A 申請の準備から結果が出るまで、一般的には1年半〜2年半程度かかります。特に、申請受付までの書類準備や面接待ち…
【帰化申請】税金・年金・保険料が未払いだとどうなる?永住ビザ申請との違いは? 帰化審査に求められる年金保険料納付の基準 ・過去2年分の年金保険料が納付されていることが原則・支払っていない期間があっても、帰化申請前に支払えば審査対象となる・申請直前の一括納付は、形式的とみなされるため、計画的な納付がおすすめです※永住ビザ申請の場合は、過去にさかのぼって支払っても、原則、許可されません 経営者・個人事業主の注意点 ・自身の保険加入義務があるにもかかわらず、未加入または未納のまま放置していると、「経済的責任感の欠如」とみなされる可能性があります。・特に、法人代表者であれば会社の厚生年金加入義務がある…
外国人配偶者が「帰化申請」または「永住申請」するときの共通点と違い 共通点:日本人の配偶者が対象となること ・「日本人の配偶者」としての法的立場が必要であること・生活の実態も重視されること・配偶者との関係性が審査全体に影響すること 相違点:どちらを選ぶかで生活も変わる! ・国籍が変わる・法的権利・義務も大きく違う・永住には在留資格の管理が必要・手続き・審査の厳しさが違う(帰化の方が厳しい)・日本人になるのか、外国人のままなのかで生活設計も変わる 「簡易帰化」と「永住申請」は、いずれも日本で安定した生活を送るための重要な手段です。それぞれに特徴とメリット・デメリットがあるため、自分の将来設計や価…
帰化申請と永住申請には共通する条件と、まったく違う条件 帰化申請と永住申請に共通する条件 1. 素行要件:日本社会の一員としてふさわしいか? ・交通違反・税金の納付・年金・保険料の支払い・刑事処分歴・家庭内の状況 2. 生計要件:経済的に自立しているか? ・職業・勤務形態・年収の目安・扶養状況・資産の有無・社会保障加入状況・収入の目安 3. 居住歴・在留資格の安定性 ・継続的な居住・在留資格の安定性・転居回数・在留資格の変更歴 共通しない要件とは? 帰化申請だけに求められる要件 ・日本語能力・思想要件・真正な帰化意思・国籍喪失義務・宣誓書の提出 永住申請だけに求められる要件 ・国益適合要件・衛…
「帰化」か「永住」か、どちらが選ばれることが多いのか、公式データを集計してみました 国籍別帰化許可者数(2022〜2024年) 以下は、法務省が発表した2022年〜2024年の国籍別の帰化許可者数のデータです。3年間の変動を比較することで、各国籍の傾向が見えてきます。 【出典】法務省民事局『国籍別帰化許可者数』以下ホームページより https://www.moj.go.jp/MINJI/toukei_t_minj03.html 国籍地域別永住者増加数(2020年〜2023年) 続いて、出入国在留管理統計をもとに弊所で独自に集計した永住者の増加数をまとめました(※出入国在留管理庁が公表している表…
なぜ帰化の許可率が高くて、永住ビザ申請の許可率が低いのか? 帰化の許可率が高い本当の理由 日本の帰化許可率は年間でおおむね80〜90%と非常に高水準です。この数字だけを見ると「帰化は簡単に許可されるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、実際には複数の「ふるい分け」の仕組みによって、厳選された申請者だけが最終的な審査に進んでいるのです。 ●ふるい分け1 形式的要件を満たしていない人には、「今はまだ申請できません」と言われ、そもそも書類提出させてくれい場合があります。 ●ふるい分け2 帰化申請に必要な書類は、多い場合は40種類以上にもなります。これらをすべて正確に整えることは非常に大変で、途…
日本に長く住んでいる外国人にとって、「永住権」と「帰化」はどちらも魅力的な選択肢です。しかし、それぞれの制度には大きな違いがあり、どちらを選ぶかによって日本での生活の安定度や権利に差が生じます。 本記事では、永住権と帰化の違いを詳しく解説し、どちらが自分に合っているのか判断できるように分かりやすくまとめます。 永住権とは? 永住権(永住者ビザ)とは、日本に長期間滞在できる在留資格の一つで、以下のような特徴があります。 永住権の主なメリット ・ 在留期間の更新が不要 → 取得後は無期限で日本に滞在可能 ・ 職業・活動の制限なし → どのような仕事も自由に選べる ・ 社会的信用の向上 → ローン審…