「半沢直樹 アルルカンと道化師」池井戸潤 <所感> 半沢直樹シリーズの第4弾であり、現時点の最新作。 本シリーズは1から3弾までだんだん出世ていくのが、この作品は島耕作のように一度過去にさかのぼって大阪西支店の話。 いつかこの作品がドラマ化されるのではと思い読むのを我慢していたが、待ち切れず読了。 メガバンにおける人間模様は相変わらず。 そして企業を救うということで銀行の役割がわかる。決して融資だけが選択肢ではない。 ちなみに半沢と渡真利の会話で「平仄が合う」という表現が出てくる。 この平仄とはつじつまの意味だが、なかなか使わない言い方という印象。 しかし伝統的な企業には特有の言いまわしが多い…