李太白。盛唐の詩人。漢詩をたくさん作った。「詩仙」と呼ばれる。 もうひとりの盛唐の詩人、「詩聖」と呼ばれる杜甫と同じ時代に生き、親交があった。李白の方が年上。
李白は酒好きで、はめを外しすぎることもしばしば。 船の上で飲み会をしたとき川面に映った月を取ろうとして船から落ちて亡くなった、という話(伝説?)が有名。
親友の阿倍仲麻呂が海難に遭った時、仲麻呂が死んだと勘違い、「哭朝卿歌」*1を作った。
日本朝卿辭帝都 征帆一片繞蓬壺 明月不歸沈碧海 白雲愁色満蒼梧『全唐詩』巻六
日本朝卿辭帝都 征帆一片繞蓬壺 明月不歸沈碧海 白雲愁色満蒼梧
『全唐詩』巻六
*1:朝卿は、阿倍仲麻呂の中国名「朝衡」を指す。
というわけで、今年の9冊目は 飲中八仙歌 杜甫と李白 千葉ともこ 著 です。 飲中八仙歌 杜甫と李白 [ 千葉 ともこ ]価格:2,695円(税込、送料無料) (2026/3/8時点) 楽天で購入 近所の書店になくて、出張先のジュンク堂で購入。 杜甫がさまざまな酒豪たちと出会いつつ成長(?)していく話。 分厚いけれどさらっと読める。というよりも杜甫の何十年かをこの1冊で、なので、大分あっさり進んでいく。個人的にはもっと描写があってもいいくらいなんだけど、ライトノベル感覚で広範囲の読者に読ませたかったんだろうなという気がしなくもない。 内容については、いやもうこう言っちゃなんだが時代が悪いという…
こんにちは、ayaです! アニメ地獄楽も物語が進むにつれて、神仙郷の秘密が少しずつ見えてきましたね。 その中でも物語の中心にいるのが、神仙郷を支配する存在の天仙たちです。 初めて登場したときは仙人みたいな存在なのかな?と思っていましたが、 話が進むにつれて ・圧倒的な強さ・不老不死の体・男女の姿を変える能力・人間とは違う価値観 など、かなり異質な存在だということがわかってきました。 この記事では、そんな天仙たちを一覧でまとめながら ・天仙とはどんな存在なのか・それぞれの特徴・能力や関係性 を、やさしく整理していきたいと思います。 ※この記事はアニメの内容に触れています。 www.youtube…
春節の休みも終わってしまいましたが、まだなんだか春節ぼけ…というか、引っ越しを来週に控えて、なんだか引っ越し準備ばかりしています。 ひとまず、引っ越し先の新居は決まって、ほっ。 そうそう、休みの間に、日本から差し入れでいただいた日本酒で東北料理を食べました。 その日本酒が、「李白」。 島根県に李白酒造があるんですね。 純米酒は、さっぱりきりっと、味が濃いめの東北料理(中国の東北地方の料理です)にもよく会いました。 飲んですらすら漢詩が書けるようになったらいいんですけどね。 【純米吟醸】【島根】李白 純米吟醸 超特選 720ml 日本酒 純米吟醸 Amazon やはり白酒より、日本酒のほうが飲み…
しやうぜんみるげつくはうをうたがふらくはこれちじやうのしも牀 前 看 月 光 疑 是 地 上 霜 あげてかうべをのぞみさんげつをたれてかうべをおもふこきやういを擧 頭 望 山 月 低 頭 思 故 郷 せいや静夜 し思 り はく 李白 物しづか成夜にものおもひ を作る本のだいなり。牀前は ね所のまへなりと見た所が そがしろくてりわたり しもかとうががはれさてかうべを あげて山のはの月を のぞみ又かうべをたれ てこきやうの事を 思ふとなり。此心 によはの外ニおもし ろき情有り。こく しかいに くはし。 静夜思 李白 牀前看月光 牀前月光を看る。 疑是地上霜 疑うらくは是れ地上の霜かと。 擧頭望山月…
一斗百篇読み方:いっとひゃっぺん酒をたくさん飲んで、たくさんの詩を書くこと。「斗」は容積の単位。唐の詩人の李白は、一斗の酒を飲んでいる間に詩を百篇作ったという故事から。出典:杜甫「飲中八仙歌」 大型連休だった人も今日が最終日でしょうか?休み中、お腹いっぱいに呑んだならそろそろ休憩しないと明日が辛いかも知れませんね。 私も、李白さんほどではないけど随分と吞んだくれてきました。ただ、李白さんと違って詩のような、形が残るものなど一切残して来なかったことが悔やまれます。 呑んでいる最中はけっこう、真理のようなものを垣間見ていた気がするのですけどね。いかんせん、呑んだ時の記憶は同じ程度に酔わないと復活し…
瀬戸内国際芸術祭2025秋会期へと行ってきました。今回は西のエリア(本島・高見島・粟島・伊吹島・宇多津)を中心に周り、旅客船に乗っては島内を歩き回り~。本島は笠島まち並保存地区が雰囲気あり。10月でも暑くて、高見島の坂道がなかなかなもの。粟島では猫が道路に寝そべり、宇多津では塩の作品が印象的でした。 伊吹島はいりこの産地で、島で買ったいりこが良い香り! 旅客船は積み残しされないかドキドキでしたが、ルート選択が功を奏してわりと大丈夫でした。しかし高松ー直島・豊島はものすんごぃ事になっているそうな。 9話感想
このところのインバウンド需要で、抹茶の価格が急騰しています。昨年の価格の2倍近く、銘柄によってはその価格でも在庫切れで、入手できないこともあります。そこで、お茶屋さんの店頭を覗いては、手頃な価格のものを購入し、稽古に持って行くようにしています。味見をしないままで失礼ですが、と言って稽古に使ってもらったお茶は、やや苦みがあって、これは京都の「上林」に近いかもしれない、と皆で話をしました。こうやってお茶の味を比べていると、茶葉は品種改良を重ねていることに思い至り、数世紀前の抹茶の味と現在のものとが同じなのだろうか、などとふと考えました。また、同じ味であったとしても、食生活や味の嗜好は現在と違ってい…
日は香爐を照らして紫烟を生ず 遥かに看る瀑布の長川を挂くるを 飛流直下三千尺 疑うらくは是 銀河の九天より落つるかと (『望廬山瀑布』李白) 大学近くのタコ焼きを売る店先で、かき氷を食べながら、 東洋法制史専攻のハチヤ君と話していた。 ハ「・・・ぎんがの きゅうてんより おつる かと・・・・ って・・いうんですよ・・ いいなぁ・・・豪快でいいでしょ・・?」 私「・・・え・?・・・」 ハ「李白の詩ですよ・・・ 簡単に訳すとですねぇ・・・ 日のひかりが香爐峰を照らし紫にかがやいている・・ 滝が長い川を掛けたように流れ・・ その流れは三千尺もあろうか・・ まるで銀河の水が空高くから落ちてきているかの…
授業って、眠くなるよね。 給食あと、春の午後なんてもうダメ。 朝だったら、ふとんから絶対出たくない。 「春眠不覚暁」 寝坊なのに、鳥の声だけ爽やかすぎて起きちゃう── ……あるあるじゃん。孟浩然やるじゃん。 で、次に読む詩が 「今春看す(みすみす)また過ぐ」 ん?どゆこと? 「今年も何もできずに過ぎちゃった」って…… ……杜甫、何かやらかした? 最後の詩が、 「国破れて山河在り」 ……ど、どうした!? 杜甫おじさん!? さっきまでの春うらら気分はどこいった?! 教科書に出てくる漢詩ってさ、 見た目は爽やかだけど、背景がガチなんですよ。 たとえば── 李白:バズりたい酒好き。才能だけは本物。 杜…
< 現生人類の祖先は 酒好きで酔っぱらいのサル だったのかもですよお > 「お、いけるくちですね~」っていう呑み屋さんでの会話、昔はサラリーマン同士での常套句みたいに耳にしていたような記憶ですけど、ここ最近はトンと聞かなくなりました。 5時からオトコ、なんていう能天気な営業マンって、令和の世の中にはいなくなっちゃったんですかね。 どうでしょう? 使ってます? 「いけるくち」 死語? 呑み会って、営業職だけじゃなくって、どんな部署の集まりでもたいていの場合、まずはビール、ってことで始まりますね。だれが音頭をとるってことでもなく、みんなでジョッキを高く上げて、かんぱ~い! で、一気に半分ぐらい、ひ…