中国武術映画『ソード・アーチャー 瞬殺の射法』を観る。 軍閥時代の1917年。武術家の選ぶべき道は軍に入るか道場を開くかであった。道場を巡ってはお互いの争いがあり、それを仲裁する役割の弓術の達人、“柳白猿”という人物がいた。道場間に争いがある時、そこに現れては圧倒的な武術の力で争う両者を倒し、和解させてしまうのである。主人公は、その“柳白猿”に弟子入りし、修業を経て“柳白猿”の名を引き継いだ青年(ソン・ヤン)だ。 青年はあるとき、酔いつぶれたところを面倒をみてくれた女性から、父の仇を討ってほしいと頼まれるのだが……。 というストーリー説明はほとんど意味がない。なぜかというと、監督みずからストー…