【前編からの続き】 原作は「おばあちゃんの家に預けられたあみ子」の生活描写から始まる。そこからこれまでのことを回想するという流れになり、映画に描かれた物語へ繋がっていく。 原作と映画は時系列が若干ズレるが、映画自体は原作に忠実に描かれており、あみ子の「これまでの生活」がより具体的で鮮明に語られている。(尚、原作でもあみ子が発達障害である旨の言及はない。) 映画冒頭であみ子がおかあさんに叱られるシーンのセリフに「インド人のマネももうしないって約束できますか?」とあるが、この「インド人」は何であるのかということもきちんと回収している。(給食でカレーが出るとなりふり構わず手で食べてしまうとのことだっ…