人生で初めての労働は大晦日の神社のアルバイトだった。 新聞の折り込みだかなんだかに入ってたチラシから応募した。 大晦日の神社といっても華やかな境内や縁日ではなく、夜中の駐車場の交通整理だ。 けっこう大きい有名な神社なので駐車場も大きく、 極寒の中、支給されたペラペラのジャケットを着て凍えながら誘導棒を振り回していた。 (休憩所もなく、隅っこに停められたミニバンの中で交代だった) 中学3年生のお正月だったので、今考えるといろいろダメなはずなのだが、 (当時もダメなはずだが)懐かしい労働の源記憶だ。 そこから社会人になるまで、いろいろなアルバイトをしてみたし、 今はありがたいことにフルタイムの定職…