真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 「都人は不実」との批判に尭蓮上人が反論し、情の深さゆえだと説く。見かけで人を判断していた非を筆者が悟る話。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 悲田院(※救貧施設)の尭蓮上人は、出家前の名前は三浦何某とかで、 悲田院ひでんゐんの尭蓮上人げうれんしやうにんは、俗姓ぞくしやうは三浦みうらの某なにがしとかや、 並ぶ者のない武者でした。 双さうなき武者むしやなり。 上人の故郷から人がきて…