プロダクト開発において「情報設計」という言葉を聞くと、多くの方はUI/UXの領域、特にユーザーインターフェース上のナビゲーションや情報の配置を思い浮かべるかもしれません。しかし、私にとって情報設計は、その枠を遥かに超え、プロダクト開発の根幹を支える普遍的な「考え方の基盤」であり、その模索は私自身のエンジニアリングキャリアを形成する上で不可欠な道のりでした。 本記事では、私が情報設計に興味を持つに至った経緯から、従来のイメージとは異なる私なりの情報設計の捉え方、そして制御工学の「モデルベース開発」との類似性、さらには未来に目指す姿についてご紹介します。 情報設計に興味を持つまでの歴史:Webの本…