日本人は言葉を上手く扱うことができません。それゆえ新しいことを考えることができません。現代社会はとりわけ創造性が重視されます。日本の凋落は当たり前なのです。 言葉とは意思そのものです。人間の脳は一枚岩ではありません。多様な人格が混在しています。さまざまな状況に対して、適切な人格やルーチンが応じます。その後で、言語をつかさどる中心的な人格が、反応の解釈をしているのに過ぎないのです。あたかも自身が、統制のとれた一個の人格であるかのようにです。自分がとった行動の理由を紐解くのに、しばらく考えないといけない場合さえあります。ひとつの人格というのは幻想です。 しかしながら、言語を司る人格が、粘り強く自身…