手の内というのは、弓道において弓を持つ手(左手)でどのように弓を握るか、その様子、形を整える事を言います。 和弓の場合、弓を「ぎゅ」っと握ると弓は回転してくれず、矢もまっすぐ飛びません。つまり「握らずに握る」ということが大切だったりします。これは、長く弓道をやっていてもなかなか上手くできず、かつ、ちょっとした動きで同じような手の内が出来なくなります。 弓道稽古では、常に手の内を同じように作ることがポイントのひとつにして最も難しい事だったりします。よく「手の内を明かす」「手の内を晒す」「手の内を見せる」とかいいますがこの「手の内」というのが弓道由来の言葉で、「手の内」を見ると、その人の流儀、流派…