元禄11年6月21日。福井彦六が御仕置(死刑となる)。13歳の男の子は打ち首となる。幼少の男の子は追放となる。今後、7歳以下の男の子は父に大罪があっても、助けるようにとお言いつけになる。近頃、公が天王坊安養寺の本尊を再興される。大檀(法具)の具(器物)を寄進される。建中寺において大公が毎年4度の施餓鬼を仰せ付けられる。これは自分の治世での殺生の罪を恐れてのこと。また栄国寺で2度の施餓鬼を仰せ付けられる。これは治世の間の御仕置(死刑)において、誤って殺してしまった者があれば、その追善のためと云々。また、寺本尊再興のために100両を下される。