著者情報:Evangeline Mantzioris氏, 南オーストラリア大学 栄養学・食品科学プログラムディレクター 塩分を控えるべきとわかっていても、オーストラリア人は1日に平均して推奨摂取量の2倍近くを摂取しています。 塩は何世紀にもわたって食品の保存に使われてきました。 「自分の体重同等に塩には価値がある(塩は重要)」といった慣用句があるように、生存を保証するための食品の保存に塩がいかに貴重であったかを示しています。 塩は食品から水分を引き出し、食品の腐敗や胃腸病の原因となるバクテリアの繁殖を抑制します。 現在でも、塩は保存料として添加されていますが、食品の味を良くする効果もあります。…