近年の自民党政権の主な国会軽視 〈憲法前文 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、(中略)主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。〉 〈41条 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。〉 政権運営の都合のために、国会を利用したり、熟議を避けたり。そんな振る舞いが、岸田文雄首相をはじめ近年の自民党政権で目立つ。憲法が「国権の最高機関」と定める国会を軽んじることは、主権者の国民の意思を軽視することになる。施行77年を迎えた日本国憲法から考える。 ◇ 自民議員らが起こした裏金事件。首相は衆院の政治倫理審査会(政倫審)に「総裁として説明責任を果たし…