学生時代に英語の先生から教えていただいた言葉に、『英語を知るのに必要な三要素がある。聖書、マザーグース、それにシェイクスピアをほんの少しでも知っておくと役に立つ。』というのがありました。 アガサクリスティー作品を読んでいると先生の言葉が身に沁みます。「そして誰もいなくなった」では、旧約聖書の諺やマザーグースにちなんだ殺人が行われます。 さて、次回の〈教えてアガサセミナー〉で取り上げる“親指のうずき”では、何が取り上げられるのと思われますか? 作品名の“親指のうずき”はシェイクスピアのマクベスのセリフを引用されています。BY THE PRICKING OF MY THUMBSが原題です。 Pri…