★★★★☆ あらすじ 学内での評判を気にして匿名で小説を書く文学部教授は、大学という独特で特殊な世界の中で、なんとか無難に生きようとしていた。 感想 大学の内情を描く物語だ。実務的な話から派閥争いや教授になるための根回し等のきな臭い話まで、外からだと分からない実情が大げさに描かれていて面白い。しかし、実績作りの本を出したり、推薦してもらうために接待したりと、教授になるには何かと金がかかるのは驚きだった。 主人公は学内での立場が危うくなるのを危惧して、こっそりと匿名で小説を書いている。彼が出版社の編集者に必死に説明していたが、メディアで活躍しても学内では一切評価されないどころか、逆に認められなく…