李(すもも)の塩漬け。6世紀の北魏の農書『斉民要術』にその製法がみえる。当時は酒の席で蜂蜜をかけて食べられることもあったらしい。中国明朝の李時珍も『本草綱目』の中で白李を「有益」としている。 酒の肴は甘い果実 明朝時代の白李と日本への普及 参考文献 酒の肴は甘い果実 6世紀に北魏の賈思勰が著した農書『斉民要術』巻4種李第三十五には、「白李」すなわち塩漬けの李(すもも)の製法が以下のように記されている。 作白李法、用夏李。色黄便摘取、於塩中挼之。塩入汁出、然後合塩曬令萎、手捻之令褊。復曬、更捻、極褊乃止。曝使乾。飲酒時、以湯洗之、漉著蜜中、可下酒矣。 夏李が黄色い頃に摘み、塩の中でもみ、果汁を出…