テレビ朝日系列で、毎週日曜21時から放送されている映画番組枠。
オールドファンの間では淀川長治の解説でおなじみ。現在は、声優の大塚明夫がオープニングのナビゲート解説を担当している。
2013年3月に行われた4月期改変説明会にて、「日曜エンターテインメント(仮)」としてリニューアルすることが発表された。映画以外にドラマやバラエティ番組も扱い、洋画放送の際は日曜洋画劇場のタイトルを残す。
日曜日の夜に、母親と部屋の電気を消して日曜洋画劇場を観るのが好きだった。映画の解説者は淀川長治さんで、番組の締め括りは「さよなら、さよなら、さよなら」という台詞だったのをよく覚えている。それで日曜日の夜が終わるのが恒例だった。 母親は生粋の仕事人で、休みの日は日曜日と祝日しかないような人だった。神経質でいつもどこか張り詰めた空気を持っていたけれど、休みの日に暗くした部屋で日曜洋画劇場を観ている時だけはリラックスしていた。その頃の私はまだ洋画の意味すら理解できない子どもだったけれど、そばにいたくてこっそりと枕を持って部屋に入り、母親の近くに座った。21時になったら子どもはもう寝る時間だ、とあまり…
映画評論家の淀川長治氏(1909-1998) コール・ポーターの曲を練習中 コール・ポーターの伝記映画「五線譜のラブレター」 日曜洋画劇場のエンディングテーマは「So in Love」だった 「So in Love」のクラシックアレンジも素敵だ コール・ポーターの曲を練習中 今やっているジャズピアノの曲にコール・ポーター(1891-1964)作曲の「I love you」というのがある。 コール・ポーターの曲でジャズのスタンダードになっている曲は数多いので、私もいくつかは知っているが、それほど深く彼の音楽や人生について知っているわけではない。 それで過去に見逃した彼の伝記映画ともいうべき200…
内容一覧 憂鬱な日曜夜の音楽 コール・ポーターと『So in Love』 作曲家、指揮者モートン・グールド 音源の入手について 憂鬱な日曜夜の音楽 サザエさん、笑点、日曜洋画劇場のエンディングテーマ。共通点は何でしょう?これらは昭和の子供たちが憂鬱になった日曜夜の音楽たち。今で言えばちびまる子かな?よく知らないんですが。特に淀川長治さんの名調子、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラと共に多い出される日曜洋画劇場のエンディングテーマには、今でも胸を締め付けられるような郷愁を覚えます。戻ることができないあの頃、取り戻せない喪失感たるや。 そんな日曜洋画劇場のエンディングテーマですが、当時、多少音楽に興味が…
【テレビ洋画劇場】1971年に観たテレビ洋画劇場でみた映画の続き。 (1)「第17捕虜収容所」(1953):ブロードウェイでヒットした舞台劇がベース。ビリー・ワイルダーとE・ブラムが脚色、ワイルダーが製作・監督した異色の戦争ドラマ。舞台は第二次大戦中のドイツの第17捕虜収容所。 その第4キャンプでは米空軍の軍曹ばかりが集められていたが、中でも曲者なのが悲観論者のセフトン(ウイリアム・ホールデン。アカデミー主演男優賞受賞)。 キャンプ内に独軍に通じるスパイがいると囁かれた時に、彼は真っ先に嫌疑をかけられ、仲間から次第に除け者にされていった。孤立状態の中で、セフトンはひとり黙々とスパイ探しを続けた…
かつてテレビの洋画劇場は「日曜洋画劇場」「水曜ロードショー」など毎日どこかの局で放送があり「洋画」の宝庫だった。Yahooブログの草創期(2007年ごろ)の記事を一部修正して再掲載。 【1971年編】 1971年を例にとると、テレビで見た洋画には、こんな作品があった…ということで紹介(1971年の「黒革の手帳」メモから)。時系列で、感動した順に並べる。映画館で見ている作品、のちに見ている作品も含む。 テレビの洋画劇場で見た映画①(1971年:上)1971年1月1日~4月24日①「天井桟敷の人々」・・・正月の深夜に3時間以上の放送(眠気も吹っ飛ぶ大感動)。 ②「昨日・今日・明日」・・・ソフィア・…
【中古】 淀川長治「映画の部屋」 というわけで映画は、なんて話し上手なんでしょう。 / 淀川 長治 / 徳間書店 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格: 534 円楽天で詳細を見る とにかく映画が観たくなる 淀川長治さんをご存じない若い方もおられるかもしれませんね。 昔、日曜日の夜は家族そろって日曜洋画劇場を観るのが定番だったころ、毎週、軽妙な語り口で映画の紹介をしてくれて、終わった後はくどくないのに心に染みる解説をしてくれるオジサンが淀川さんでした。淀川さんの解説があるのとないのとでは、映画の楽しみが倍以上違うように思います。 この書籍は、淀川さんが新作映画を紹介されていた番組「…