今の日本でも物々交換という習慣はある。 都会ではほとんど成立しない行為だと思うが、田舎にいけば、今でも物々交換はご近所同士で行われる。 農家の人が漁師と物々交換する。 これは商売でないとしても、お互いが作ったモノを渡し、相手からモノをお返しに受け取る。立場は対等だ。ある意味、信頼関係があるからこそ、物々交換が成立すると思う。常にこういう信頼関係のある社会はモノが基点に成り立ってきた。 今、スマホで決済すれば、宅配で家にモノが届く時代だ。 モノがどういう風に作られて、誰がモノづくりに関わっているを知る機会はほとんどない。 特に今の子供たちは、スーパーで売られている魚の切り身がそのまま海で泳いでい…