植田総裁は本日の会見で、賃金の上昇を伴う形で2%の物価安定の目標を持続的・安定的に実現することを目指すと述べ、賃金と物価の好循環の強化に重点を置く意向を示しました。これには、春季労使交渉を含む賃金の動向や各種データの分析を丹念に行い、賃金上昇の波及効果を見極めることが含まれます。 こんにちは、antakaです。先日のブログで提起した賃金が上がっていない状況に対する懸念に関連して、植田総裁の会見から読み取れる賃金上昇に向けた日銀の具体的な方針を探ります。 因みに先日私が「賃上げが十分されていない中、利上げは不安」と記した記事はこちらです。 antaka.net 植田総裁は、賃金上昇の促進には、…