2026年7月末、日本とアメリカは円買いの協調介入に踏み切りました。協調介入は2011年の東日本大震災直後以来15年ぶりであり、円安を食い止めるための協調介入としては1998年のアジア通貨・金融危機以来28年ぶりという異例の対応です。 きっかけは、対ドルの円相場が1ドル=164円目前まで下落し、およそ40年ぶりとなる歴史的な円安水準を記録したことでした。 しかし、これほど大規模な介入が行われたにもかかわらず、市場では依然として「円安は終わっていない」という見方が大勢を占めています。 なぜ、日米が協力して円を買っても円安は止まらないのでしょうか。 今回は、その理由を順番に整理してみます。 なぜア…